あぁ。いい映画だったなぁ♪
この映画のことブログに書きたいな。
なんて書こうかな~とエンディングロールを見ていたら浮かんだ言葉。
「世界で一番穏やかで、世界で一番熱い炎」
アンソニー・ホプキンス演じる「バート・マンロー」はそんな爺さまです。
穏やかさに安らぎ、その熱さに眉をひそめながらもいつしか魅せられて、
その火を消すまいと思ってしまう人。
ニュージーランドに住む変わり者爺様が旧車のバイク(1920年型Indian)で
世界最速に挑む物語です。
監督ロジャー・ドナルドソンは
「バート・マンロー」をドキュメントから追っている監督で
(あ、実在の人物です)
そのせいか、厳しいシーンも淡々と撮っていて、
心臓梗塞の発作のシーンなんかも、
【この後衝撃の事実がぁ!!】的な大げさな演出もなく
心臓のあたりを軽くトントンと叩いて息を吐く。祈りにも似たそのポーズ。
そんな一瞬。
ロードムービーにも似た淡々とした流れに
アンソニー・ホプキンスの細かい演技が素敵♪
アンソニー・ホプキンス大好きです(*´ -`)
「ジョー・ブラックをよろしく」が長い映画になったのは、
アンソニー・ホプキンスを撮りだしたら止まらなくなっちゃんだろうと信じてマス。
この映画は彼の代表作の一つになるんじゃないかなぁ。
-*-
その人の前に出るとどんどん自分のいい部分が出てくる人と、
どんどんイヤな自分が出てきてしまう人がいますが、
バート爺様は絶対前者ですね~。
なぜなんだろう。
爺様は完全に自分のやりたい事をやっているのに、
迷惑なんだけど憎めない愛すべき人。
評価:★★★★★
(イイ!DVDたぶん買っちゃいます)
<この映画を一言で言ってみる>
世界で一番穏やかで熱い爺さま「バート・マンロー」(インディアンじゃないよ^^b)
【監督】:ロジャー・ドナルドソン
【出演】:アンソニー・ホプキンス、ダイアン・ラッド、ポール・ロドリゲス、アーロン・マーフィー、アニー・ホワイト